優しい世界がそこにはあった 1 − 戦友たちとの出会い −

11/23/2022

Tips

t f B! P L

noteを投稿することを決めたタイミングで、もうひとつ決めたことがあった。

友達は精神面ではサポートしてくれるけれど、病気とたたかっていくのはわたし自身だ。しっかり情報を得て、必要な準備をして、立ち向かわなければ。そして、乗り越えなければ。

きっとTwitterには、いると思った。同じ病気になりそのことを発信している先輩たちが。Twitterで闘病用のアカウントをつくり、いろいろ情報を集めることを決めた。


・・・ってかっこよく書いたけれど、ほんとは後ろ向きな理由もある。

病気のことを公表するとは決めたものの今まで使っていたTwitterのアカウントに弱音を吐き続けるのは難しいなと思っていた。だって、Twitterで繋がっている友達も、毎日毎日弱音を吐いているアカウントなんて見たくないよね。みんなが離れていってしまうのがこわかった。思いっきり弱音を吐ける場所が欲しかった。
(実はnoteを投稿する前にTwitterには病名は書かずに、でもちゃんと読めばわかる感じで乳がんにかかったことを書き、弱音を吐いていた。そしたら見事にフォロワーさんが減っていった。)

闘病用のアカウントは、病気のことをいろいろ書いていくと思うから個人を特定できないような名前にしようかな、と一瞬考えた。けれどやめた。名前は本名の「ゆみ」にした。病気を患ったことを公表して生きていくって決めたんだ。

そして最初の投稿をした。

新規でアカウントを作ると「おすすめユーザー」が表示される。
わたしより数か月前に告知を受けた人たちがたくさん表示され、みんなプロフィールに告知日や手術の日程、行っている治療のことなどを書いていた。

こんな近い日程で告知を受けた人がたくさんいるんだ。ここを見れば生の声が聞ける。仲間もいる。やっていける。


そう思ったのもつかの間だった。

(つづく)

このブログを検索

ブログ アーカイブ

自己紹介

自分の写真
詳細はトップの「自己紹介」をご覧ください。

QooQ