ここからは会話形式ではなく、この日に聞いたことを分かりやすく載せる。
まず説明されたこと
・MRI・エコーの結果を見てみると、がんが割と広い範囲に広がっているのがわかる。MRIだと5-6cm、エコーだと少なくとも3cmくらいに見える。
(※ここでいう広がりというのは、しこりの大きさではなく、がん細胞が乳管内に広がっている範囲のこと。詳しくはここなどを見てね)
・サブタイプがホルモン陽性、HER2陽性だったので、ホルモン療法、抗がん剤、分子標的薬をやる必要がある。
・抗がん剤と手術、どちらを先にやるかを決めてほしい。どっちを先にしても再発や転移のリスクなどは変わりはない。
それぞれのメリット、デメリット
・手術を先にやる場合は、病理の検査を踏まえて治療ができる。抗がん剤が先だと抗がん剤は6ヶ月(3か月×2種)やるけど、手術後の抗がん剤だと、病理結果次第ではもしかしたら3か月に短縮できる(=一種のみで済む)可能性もある。(ただし分子標的薬の投与が合計1年なのは一緒)
・抗がん剤が先だと、病気の状態を無視して投与することになるため、必要のないことをやることになる可能性もある。ただ、どの薬が効いたかは分かりやすい。この場合は6か月(3か月×2種)の抗がん剤のあとに手術となる。
質問したこと
Q.(抗がん剤と手術、どちらを先にやるかを)いつまでに決めたらいいか。
A.
ゆっくり大きくなったタイプだから、別に来週に決めようが再来週だろうが、なにかが変わるってことはない。でもそんな何週間も考えることじゃないと思う。
Q.
広がりが大きいということだが、抗がん剤を先にやると、しこりが小さくなって切り取る部分も少なくなる?
A.
NO。がんの広がりの話なので、その部分は切り取ることになり、切り取る範囲は変わらない。
Q. 広がりが大きいということだが、手術について部分切除は可能か?
A.
部分でも取りきれなくはないとは思うけれど、場所が下側なのと広がりが大きいのとで、かたちが崩れる(いびつになる)かもしれない。同じ量をとっても、上側より下をとる方がかたちがいびつになりやすい。また乳頭から離れると切り取る部分が大きくなる。
そして、一週間後の10/6にどちらを先にするか回答にくることで合意し、診察室を出た。
主治医の話を聞きながら考えたことはこうだった。
「どちらが先でもいいというのなら、抗がん剤の期間が短くなる可能性もあるというのなら、手術を先にしたい。抗がん剤を先にやるとなると業務の引継もあまりできなくなるかもしれない。先に手術ならしっかり引継ができる。でも治療のことって、こんな感じで決めてよいものなのだろうか。手術は11月25日予定だけれど、そんなに時間があいて大丈夫なのだろうか。」
帰り道、同行してくれた友人(友人は元看護師)に「どうしようかなあ」と話しかけてみたら「本当にあぶない場合にはすぐ化学療法ってなるから、「来週からできる?」とか「明日からできる?」とかも言われたりするから。そうじゃないってことは大丈夫よ。先生も時期のことは問題ないって言ってたし。」というようなことを話してくれた。たくさんの患者さんを看てきた友人の言葉はとても心強かった。
そんなわけで、「この日、今後の治療方針が、スケジュールが、全部決まるっっ...!」と思っていたけれど、結局決まらずに終わりました。この日の時点では気持ちは手術を先にしよう、に傾いていました。きっとそちらの方向で決めるけど、猶予は一週間ある。しっかり考えよう。
この日のX(旧 Twitter)のポストを記録として載せておきます。(ツリーになってます。)
定期検診のクリニックで乳がんの告知
— ゆみ (@yumisub9) September 29, 2022
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クリニックで手術する大学病院を決定
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大学病院で手術日仮予約(11月下旬)
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クリニックでサブタイプの結果聞き「術前治療になるかも。大学病院で相談を!」
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大学病院でMRI
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大学病院でエコー&「術前治療か手術が先か決めてください」←イマココ
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