なんとなく「手術が先かなあ」と思っていた。
一つ前のポストで、当日受けたメリット・デメリットの説明についても触れたけれど、どちらを先にするにしても再発や転移のリスクなどについては変わりはないということだったし、それにわたしは手術よりも抗がん剤のほうがこわかった。
手術の痛みはなんとなく想像がつくけれど、抗がん剤で正常な細胞まで攻撃を受けるというのがどんなことになってしまうかが想像できなくて、とてもこわかった。(そんなようなこと、ここにも書いたね。)
それに、術前抗がん剤を選んだ場合、今からスケジュールの調整をするのだろうけれど、きっと早いと10月上旬には治療が始まるのかもしれない。今から一週間とか二週間後に抗がん剤を開始するという決断ができなかった。誰かに責められたわけではないのに「だってまだ仕事の引継も終わってないし...抗がん剤始まったら調子悪くて引継どころじゃなくなっちゃうかもしれないもんね」と心の中で言い訳をしたりもしていた。
話を聞いてから2日後。決意した。手術を先にすることにした。
手術が先か抗がん剤が先かって先生が決めるものかと思っていたから自分で決めるってなると難しいけれど…
— ゆみ (@yumisub9) October 1, 2022
やっぱり手術を先にしようかなと思う…!そうしよう!!
もうひとつ考えなければいけないことが術式だ。
腫瘍のサイズは1cm台と言われていたから、もともとは部分切除で考えていた。
でも「がんの広がりが大きかった」「部分切除ではいびつになってしまうかもしれない」という説明を受けた。ショックだった。
そしてがんの広がりが大きかったというのがショックが大きい。半年ごとに検査してたのに、もっと早くわからなかったのかなーって今さらどうしようもないこと考えちゃうね🥲
— ゆみ (@yumisub9) October 1, 2022
ちゃんと悪いところ取り切れるなら部分切除がいいかなと思うけれど、全摘になった場合の再建とかどうしたらいいんだろ。
いびつになった自分の胸。見たらショックなのかな。
でも。自分がどういう治療なら納得いくのか、そして、なにを大事にしたいのか・・・だなと思った。
3日間もやもやもやもや考えていたけれど、うん。たぶん決まった。まだ猶予はあったけれど、悩んでいても仕方ないと思ったので、決めた。
この先のことを自分で決断するというのは大事だなと思った。
自分で決めたら、なんだか覚悟ができた気がした。
「手術まであと2か月弱ある。治療が始まったらそれどころじゃなくなっちゃうんだ。それまでの間、楽しもう。会いたい人に会っておこう。」って思えた。もう少ししたら短くなってしまう、長い髪の毛の写真も残しておこうって思えた。
手術前には短くしようかなと思うしその後は全部なくなってしまうけど、その前に髪の長い自分の写真を撮っておくことにしました。きっともうここまで伸ばさないだろうし。
— ゆみ (@yumisub9) October 2, 2022
SNOWは非常に盛れてくれてありがたい。笑
でも今の子たちはもうSNOWも使わないのかな。最近こういうの、ついていけてない。 pic.twitter.com/M6OsogPXaz
そして「どっちを先にするか自分で決めていいよ」って言われた日の一週間後のこと。
先生に「手術を先にやります」と伝えた。「部分切除を希望しています」と伝えたら、「日程の余裕があるから、それはまだ決めなくていいよ」と言われてしまったけれど、詳しい説明をしてくれた。
・うまく取りきれなかった場合は再手術になる可能性があること(いわゆる「断端陽性」というやつ)
・その確率は先生の実体験で5%くらいだったということ
・いびつになってしまっても後からの再建は難しい可能性が高いこと
この話を聞いて「再手術になる可能性・・けっこう高いんだな・・・」って思ったりしたけれど。でも。どちらもリスクはあるんだもんね。
最後まで、胸がいびつになってしまうことがどうしてもネックではあったのだけど、でも。なんだか前向きな気持ちになれていた。頑張っている、頑張っていくわたしをわたしが愛してあげないでどうするんだって。
生涯で胸を見せる相手も、病院や温泉なんかをのぞけばそんないないだろうし。もう決めたんだ。
— ゆみ (@yumisub9) October 6, 2022
その胸を見てショックを受けるのかもしれないけれど、ここでどなたかが書いていた。「傷はせいいっぱい生きてきた証」って。だから、いびつな胸もそう。そんなわたしを愛してあげよう。
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