10/25に手術の事前説明を受けに行き、その次の通院は、11/9。
手術前の麻酔科面談だった。
麻酔科では問診票に記入をした後、看護師→薬剤師→医師の順に面談が行われた。
面談自体はいいのだけれど、そのあと歯科検査すると聞いていたので、それがもう、ものすごく嫌だった。わたしは口になにか入ったときの嘔吐反射がひどくて、自分で歯磨きするのですら、おえって気持ち悪くなってしまう。よくないなと思いつつ、歯医者さんももうずっと行っていなかった。
看護師さんとの面談で「このあと先生との面談で必要だったら歯科も受けてもらいます」と説明されて「はー。やっぱりかーーー。」と思っていたけれど、麻酔科の先生との面談で「若い人で特に歯がぐらぐらしたりしてなければ歯科の案内はしてない」とのことで歯科検査なしだった!よかった......!!
この日、待合室で面談を待っているとき、おじいちゃんが入ってきた。
ものすごくぜーぜーして話すのも辛そうで「相当調子悪い方なのかな。」「この年齢でこんな体調しんどそうなのに、一人でいらっしゃってるのかな。。」と心配になり、胸が痛んだのだけれど
👴「診察の時間間違えちゃってて、駅まで走ったら疲れちゃったよー!!」
まさかのダッシュによる息切れだった。笑
そして、このぜーぜーおじいちゃんに話しかけられた。
👴「あんたどこが悪いの?」
乳がんだと答えると
👴「だーいじょうぶ!手術で悪いところとってもらっちゃえば大丈夫なんだから!あんた体力ありそうだから大丈夫!乳がんなんて治る治る!!はやく元気になろうねー!元気が一番!現金が二番!!!」
ちなみにこのおじいちゃんも別の部位のがんなのだそうだ。
でも「ほんとの初期なので手術のみで終わり」のようなことを言っていた。部位によってはそうなんだよね。
「わたしは手術のあと、最低1年は化学療法して、そのあと最低5年はホルモン療法なんだけどね...。そして、乳がんに『治る』は禁句だぞ!」と思いつつも、全然関係ない人に「治る」と言ってもらって&おじいちゃんがきっと長年言ってきたであろう渾身のギャグを聞いていたら、なんだか元気が出た。笑
ソーシャルディスタンスで、1m以上離れた椅子に座ってるなか、めっちゃでかい声で話しかけられたので「中で問診してる先生、看護師さん、薬剤師さんに会話つつぬけ...面談邪魔してごめんね…😇」って思いながら会話した。
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あのおじいちゃんと話してから1年8か月。今も元気でいてくれているといいな。
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