手術前日2 - 主治医ありがとう・・・ -

9/17/2024

手術

t f B! P L

入院患者さんたちと談話していると、エコーの順番で呼ばれた。
これが、もう、、、、、最悪だった。

検査室には3人の女性の(おそらく)技師さんがいたのだけれど、こちらにはまったく話しかけることもなく、3人で画面を見ながら「え?ここもじゃない?」「あーたしかに?」「ここも怪しいよね?」「全部じゃん!!」とわいわい(と言うと聞こえは悪いが、わたしは本当にそう感じた話しぶりだった...)と話しながら検査をされた。

心が折れまくった。
主治医からは腫瘍の位置的に胸が崩れやすいよとは言われていた。でも覚悟を決めて温存手術を選択した...つもりだった。胸がどんなかたちになってもいい、自分の身体を愛してあげようって決めていたのに、悪いところがいっぱいみたいな言い方をされて急に胸が苦しく不安でいっぱいになった。

告知を受けてから手術までは3か月弱の期間が空いていた。

悪いところが広がっちゃったんだろうか。
どれくらい胸のかたち崩れちゃうんだろう。
やっぱりわたしは、胸が歪なかたちになることを受け入れられていないんだ。

そんな考えばかりが頭をかけめぐって気持ちがずーんと沈んだ。

はじめて大学病院を受診したときも、ここまでひどい言い方ではなかったけれど、同じように画面を見ながら「ここどう思いますー?」「えー?」のように話しながら検査をされ嫌な印象を受けていた。ほんとここのエコーの人たち嫌いだ!!手術前日でただでさえナーバスだというのに、なんでこんな気持ちにさせられなきゃいけないんだ。

吐き出さないと辛くて部屋に戻りXにポストしたら、みんなが盛大に、わたしの何倍も怒ってくれた。わかってくれる人がいてありがたすぎる😭この場があって本当によかった😭

夕方だっただろうか、主治医が回診に来てくれた。
たしか主治医に会うのはこの日で5回目。今回の入院ではじめて知った顔に会って、なんだかほっとした。

エコーのことを言うかどうか迷った。告げ口のようでなんとなく嫌だった。
でも「なにか不安ないですか?」って聞いてくれてさっきの不安な気持ちが湧き上がってきてしまった。「さっきエコーでこんな風に言われて不安になってしまった」と話したら「そんな急に広がるとかないから大丈夫!」って言ってくれた。

「大丈夫」の言葉がこんなにも安心させてくれるなんて。ほっとして涙が出た。

先生は素晴らしい実績をもつ方で、たくさんの患者さんを抱えている。いつも忙しくて、こちらから質問をしないかぎり必要以上のことは話さない。最初は「もうちょっと説明してくれたらいいのに」と思っていた。でもだんだんと気づいた。こちらが質問を準備して持っていくと、それには的確に、分かりやすく回答してくれる。安易に安心させるようなことは言わずに「それはやってみないと分からないよねー」と話す。だから必要なことだけを端的に知りたいわたしとしてはすごく相性がよいと勝手に思っていてとても信頼はしていた。「この先生に命を任せることになるんだなあ」とも漠然と感じていた。

でもこの「大丈夫」の言葉から、主治医が「信頼できる主治医」から「信頼できる主治医。かつ、ヒーローのような、神様のような存在」に変わった。もうここまで来たらいまさらどうこう言っても仕方ない。主治医を信じてぜんぶお任せする!


夜、消灯の時間の少し前に看護師さんがやってきた。

「点滴の針さしますねーー。」

明日の6時から点滴を流すらしく、事前に針だけさしておくそうだ。
えーーー!5:30に起こしてさすんじゃだめなん???針さしたまま一夜をこさなきゃいけないの!?心の準備全然できてなかったが、無事(?)針はさされた。痛い。

この日はほとんど眠れなかった。素直に眠剤もらえばよかったなと思う。。(これから手術される方は参考にしてね。。。)

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