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一週間前に聞けるものかと思っていたサブタイプの結果を聞きに行く日が来た。一週間前は群馬に住む叔母に来てもらい病院に付き添ってもらったが、さすがに二週連続で来てもらうわけにはいかない。
覚悟を決めて一人で聞きに行こうと思っていたところ、もともと看護師をしていた友人が付き添うよと声を掛けてくれた。やはり一人で聞くことに不安はあったので、友人が付き添ってくれることは非常に有り難かった。知識もあるからなおさらだ。
明日はサブタイプの結果を聞きに行く。友達が付き添ってくれる予定。
— ゆみ (@yumisub9) September 19, 2022
三連休、割と心穏やかに過ごせていたのに、最終日の夕方になってメンタル不安定ぎみになってしまった😢
なんでこんなことになっちゃったんだろ、タイミングが悪すぎるよって、考えても仕方ないことばかり考えちゃう。
リモートワークを少し早めに切り上げてクリニックのある駅に向かい、友人と待ち合わせをした。家から遠いエリアまで来てくれた友人には本当に感謝の気持ちでいっぱいだった。そして同時に申し訳なさや悲しさも感じた。わたしが病気にさえならなければ、こんな手間をかけることはなかったのに。
一週前よりは落ち着いていたものの、それでも待合室ではすごく緊張していた。
追加で一週間の猶予ができて、もう少しだけサブタイプについて調べていて、どのサブタイプの場合にはどんな治療が必要かということは頭に入っていた。
日本人の乳がん罹患者で一番多いのがルミナルA。割合は50%とも60%とも言われている。このサブタイプの場合には転移がなければ抗がん剤が不要となるケースが多い。どのサブタイプでも辛いことは辛い。だってサブタイプの存在すら知らなかった告知直後のわたしは乳がんに罹患したという事実だけで、消えてしまいたいと思うほどに落ち込んでしまったのだから。
だけど。このときのわたしはせめて手術とホルモン療法だけだったらいいなって思っていた。それならなんとかがんばろうって。抗がん剤に対する不安がものすごく大きかった。
名前が呼ばれ、友人と一緒に診察室に入った。
まずクリニックの先生に友人に同席してもらっている旨を伝えると、先生は彼女の名前を聞いた後、検査結果の説明を始めた。
・検査結果は「ホルモン受容体陽性」「HER2陽性」。
・抗HER2薬(分子標的薬)を使うことになる。これは通常1年間投与をする。
・抗HER2薬(分子標的薬)は抗がん剤と組み合わせることで効果が高まるので、抗がん剤も使うことになる。
・手術の前に抗がん剤の治療を行うケースもあるので、スケジュールについては大学病院のほうで相談するように。
一週間前にクリニックの先生に言われた言葉「抗がん剤はタイプによってやるやらないが決まるんだよね、早期発見だから抗がん剤をやらなくていいってものでもないんだよね。」
これで不安な気持ちはふっきれたと思っていたのだけれど、結果を聞いて率直に感じた。
抗がん剤、、やらなきゃいけないのか。
そして1年か。。長い。。。
元気なときの1年なんてあっという間に過ぎてしまうのに、この日は1年がとても果てしなく長い時間に思えた。
※ちょっと解説※
このサブタイプは「ルミナルHER2」とか「ルミナルB(HER2型)」とか「トリプルポジティブ」とか呼ばれる。抗HER2薬(分子標的薬)は一年の点滴が必要。そして先生に言われたとおり、抗HER2薬(分子標的薬)は抗がん剤と組み合わせることで効果が高まる。
抗がん剤は正常な細胞にもダメージを与えてしまうけれど、分子標的薬はがん細胞などの特定の細胞だけを攻撃してくれるお薬。と言っても副作用がゼロってわけではありません。
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