準備したウィッグについて

9/11/2024

化学療法 日常

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手術に向けてのお話はいったんお休みで、ウィッグについて書いてみたいと思います。

わたしの乳がんのサブタイプはいわゆる「トリプルポジティブ」とか「ルミナルHER2」とかよばれるものでした。ホルモン受容体、HER2ともに陽性。(詳しくは ここ に書いたので見てね。)

このタイプの場合、

・抗HER2薬(分子標的薬)を使うことになる。これは通常1年間投与をする。
・抗HER2薬(分子標的薬)は抗がん剤と組み合わせることで効果が高まるので、抗がん剤も使うことになる。

ということで、手術を受ける前から術後に抗がん剤を行うことは決定していました。そして、noteにも書いたけれど、乳がんの初期治療で使う抗がん剤はほぼ脱毛します!

旅行に行くときも2週間くらい前からスーツケースを出して準備を始める(でもそのタイミングだと準備できるものは少なくて、結局前日にいろいろ詰め込むんだけどね...)わたしは、脱毛後の準備も早いうちから始めました。

乳がんで抗がん剤治療を経験した知人から「高いウィッグ買ったけど、結局ぼろぼろになっちゃったから安いのをいくつか買うのをおすすめする!」と言われていて、ウィッグについては、とりあえずどんなものかを試してみようと、まずひとつメルカリで購入。最初から安いウィッグがさらに安くなったものを購入したのですが、届いてためしに付けてみたら「え、安くてもそんな違和感ないじゃん」と思いました。

そしてさらに追加で2つ(これはヤフオクだったはず)購入したところに、ウィッグを2ついただけることになり(経緯はこちらを参照ください)、いったんこのへんで購入はやめておこうと思っていたところ、ブライトララさんのウィッグプレゼント企画に当選!手術前からすでにウィッグが6つになりました!


その後、手術が終わり、抗がん剤治療が始まると、髪の毛がどんどん抜けていきました。

そしてウィッグを使うようになったわけですが、事前情報どおり、ウィッグは使っているとだんだん痛んでいき、自分で切ったりもしました。

最初は痛んだ部分だけ切ってたけれど、使っていると毛量減らしたい欲とかわいてきて、がっつり梳いたりもしました。上の写真も、このときはそんなに違和感ないと思っていたけれど、今写真見るとだいぶもっさりしてるな。早く梳けばよかった。。ケモやってたときは、あんまり見た目に気をつかったりする余裕がなかったのかもなと思います。。

なお、お値段安いウィッグだと、躊躇することなくざくざくいけるのがよいところ!(たぶんこんな人はめったにいないと思うけどw)


その後、わたしよりも前に治療が終わった友人からも譲ってもらったりして、最終的には9つくらい持っていたのかな?でもやっぱり派手なのは普段は使うことはなく、、いつも使う(=仕事で使える)のは2つでした。

ただ、お休みの日はたまに金髪ウィッグつけてテンションあげたりもしていました。笑


わたしは髪が伸びるのが割と早かったこと、そして伸びてきてからウィッグつけてたら頭痛がひどくて、早めに脱ウィッグをしました。(髪の伸びる過程についてはまたいつかブログに書きたいと思います。)

そして、ウィッグを卒業した後、そのウィッグたちをわたしより後に治療を始めることになった方に譲りました。バトンを繋げたなあって思って、すこし感慨深い気持ちになったのを覚えています。

やっぱり脱毛は悲しかった。そしてウィッグ生活は暑さや蒸れ、ずっとつけていることによる痛みは辛かった。けれど、(安いウィッグばっかり買ってたせいというのも大きいけれど)美容室に行かなくていいし、むしろ髪があるときよりもお金はかからなかった...!そして、地毛だと勇気がなくてできていなかったインナーカラーもできたり、初めて金髪になってみたり。楽しい部分もあったなと思います。

辛い治療生活、少しでも気分をあげて乗り越えられるといいよね。

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